サッカーとはこういうもの。
だからこそおもしろい。
天皇杯決勝
浦和レッズ対ガンバ大阪
肌寒い空気の中さわやかな空気も併せ持つ正月独特の雰囲気。
「チケット売ってください」
国内で手に入らないチケットはないのではないか。
チケット完売チケットナシでのぞんだ今日もすんなり定価以下の価格で手に入った。
宮本恒靖
ギド・ブッフバルト
国内ラスト試合。
完全に浦和のホームと化した国立競技場が赤いユニフォームの11人を後押しする。
さすが天皇杯。国歌斉唱をはさみホイッスルは少し曇った空に鳴り響いた。
試合は終始G大阪ペース。
ワシントン、三都主、闘莉王を欠く浦和にいつもの迫力はない。時折見せる小野のイマジネーションがかすかな光を見せるも回りと上手く噛み合わない。
一方G大阪の浴びせたシュートは計21本。攻めに攻めてもとにかくネットが揺れない。1人も選手交代をしなかった采配についてG大阪西野監督は「このメンバー、このシステムで絶対に(浦和を)崩してほしいという思いがあった」と説明した。
しかし、G大阪の猛攻を一方的に浴びながら、浦和が培ってきた王者の自信が揺らぐことはなかった。後半42分、懸命にゴール前に戻った宮本の横を、岡野のパスがすり抜けていく。次の瞬間、悔やんでも悔やみきれない浦和の決勝ゴールが生まれた。
G大阪の猛攻の中、ほんの一瞬のほころびを逃さなかった。
04年にステージV、05年に天皇杯V、06年にリーグ制覇と天皇杯連覇の2冠を達成。最高とも言える成績を残して浦和を離れるブッフバルト監督は「多くの主力を欠いた中でも決勝でしっかり勝てた。勝者のメンタリティーをしっかり身につけてくれた」と目を潤ませていた。
どんな展開でも最後までわからない。
1点でも多くの点数を取ったチームが勝者。
今日のG大阪から日本の現状の課題を露骨に見せつけられてる。そんな気さえした。
元旦からサッカーの醍醐味を。日本の課題を。日本のサッカーファンにしっかりと見せつけてくれた。