世界ランクの意味
欧州サッカーのDIVINA
世界ランクの意味
コラムニスト : GO WESTさん

 
  「日本代表は、ドイツワールドカップでは不本意な結果に終わった。」


 こんな風に考えている日本のサッカーファンはどれくらいいるだろうか? 

 大半の人はそう思っているだろう。

 しかし本当にそうなのであろうか?

 ワールドカップ前の日本の世界ランキングは、たしか18位前後だったと思う。対戦した国々はブラジルを除き格下であった。ランキングだけ見れば。

 日本のサッカーファンは、このランキングの根拠を大半の人が知らなかったであろう。日本はアジアの中では比較的上位に位置するため、アジア相手に対戦を繰り返せば自ずとポイントを稼ぎランキング上位にくいこむ。それが以前のランキング決定方法だった。

 つまり、言い方は悪くなるが、「弱いものいじめ」をしていればランキングは上がるのである。

 以前のシステムでは」、強豪ひしめくヨーロッパの国々はどうしてもランキングが上がりにくかった。ワールドカップ前のドイツがいい例である。ワールドカップ前に対戦した「マルタ」は、たしかランキングでは125位ぐらいであった。見た目上、数段格下である国と1-0という「不本意な」結果であったため、選手もマスコミも結果には満足していないと口をそろえた。

 だが、本当は、不本意なものではなかったと思う。

 私から見れば、妥当なものであったと思う。はっきり言って、ヨーロッパの国々はアジアの国々よりは全体的にレベルが高いため、1-0くらいで当然であるはずなのだ。

 先日最新の世界ランクが発表され、日本は49位まで下がった。採点方法が変更になり、ワールドカップなど大きな大会の結果が重視されるようになり、採点期間も過去3年のものとなった。これにより、従来よりも大分順位を正しく表したものとなったと思う。
 
 オーストラリアがアジア協会に入ってきたため、日本はアジアで3位となっている。ワールドカップに出場できるのは世界で32カ国である。つまり少なくとも32番以内に入らないと、「アジアは弱いのに出場できる」とヨーロッパの国に思われても仕方がないのである。

 次回のワールドカップでは、今回アジア勢が揮わなかったため出場枠が減ることも大いに考えられる。オーストラリアという強豪が加わった今、今回の予選ほどお手軽には通過できないであろう。日本サッカーファンは、まず日本が本当にどれだけの力を持ち、どのあたりに位置するのかを見極めることが大切である。
そして過度な期待をして選手に負担をかけることはしてはならないと思う。

 
 

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