ポルトガル代表
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ポルトガル代表
コラムニスト : fbbさん

どうも、fbbです。前回の予告どおり、今回はポルトガル代表について書こうと思います。
 ユーロ2004の開催国で、準優勝という成績を修めたポルトガル代表はルイス・フィーゴ、マヌエル・ルイ・コスタ、フェルナンド・コウトらのベテラン選手を主軸にしたチームでしたが、ユーロ後に彼らは代表を引退、これからは若い選手に期待がかかります。その筆頭は皆さんご存知のクリスチアーノ・ロナウドです。ポルトガル人独特のボールタッチやドリブルの速さ、その際の姿勢など、まさにこの国を代表する選手です。その上ヘディング、シュート、クロスが上手いという素晴らしい選手です。まだ19歳とは信じられない程の存在感があります。ただ、一言いうとしたら左足の精度でしょうか。ユーロの時に、フィーゴと左右のポジションを入れ替える場面が何度もあり、相手の守備陣を混乱させ、ポルトガルの攻撃をより効率良くさせていました。しかし、彼が左サイドでボールを持った時、クロスを上げる際にボールを右足に持ち替えようとしていましたし、左足でクロスを挙げる時はあまりいいボールは入りませんでした。まだ若いので、これから改善できればいいと思います。将来はフィーゴやマンUの先輩、ライアン・ギグスを越す偉大な選手になれる才能を持っていると思います。彼の他にもエウデル・ポスティガなど、良い若手が伸びてきています。
 ユーロでのポルトガル代表はサイドアタック中心で、攻撃はフィーゴを中心に展開されていました。緒戦のギリシャ戦(1-2でギリシャ相手に敗戦。開催国が緒戦で敗れたのはユーロ史上初めて)はフィーゴに送ったゆるいパスを奪われて先制されました。この試合の後ルイス・フェリペ・スコラーリ監督はスタメンからルイ・コスタとコウトを外したほか、スタメンを半分以上も入れ替えました。ルイ・コスタの代わりに司令塔を務めることになったのはデコでした。ブラジルから帰化し、ポルトをチャンピオンズリーグで優勝に導いた彼を、長年代表を支えてきたファンタジスタのポジションに入れるという監督の賭けは当たりました。続くロシア戦(2-0でポルトガルの勝利)、スペイン戦(1-0でポルトガルの勝利)でグループリーグを突破しました。デコは決勝トーナメントでも活躍し、得点こそなかったものの2アシストを記録しました。ルイ・コスタは途中出場ながらも得点を決め、チームに勢いを与えました。彼らの他にもFWから右サイドバックにコンバートされたミゲルや、ボランチのマニシェ、ポルトガルの最後の切り札であるヌーノ・ゴメスが印象に残るプレーをしていました。決勝トーナメントに入ってからも苦しみながら勝ち進みました。イングランド戦(延長戦が終わった時点で2-2、PK6-5でポルトガルの勝利)は見る側にとってはユーロ2004の名勝負のひとつだったと思いますが、ポルトガルにとってはあまり良い内容ではありませんでした。まず、マイケル・オーウェンにバックパスを狙われて鮮やかに決められてしまいました。途中出場のポスティガのゴールで追いつきましたが、得意のサイド攻撃をイングランドの守備陣に封じられ、ゴールが遠いという感じでした。延長戦に入ってルイ・コスタの強烈なミドルシュートで勝ち越し、あと5分でポルトガルの決勝が決まるという時にベッカムのフリーキックからフランク・ランパードに決められて試合はPKまでもつれ込みました。6-5でなんとか勝ったものの、いざという時の決定力には不安が残りました。センターフォワードにはパウレタかヌーノ・ゴメスが入るのですが、パウレタは今大会無得点でした。ヌーノ・ゴメスも、パウレタが出場停止だったイングランド戦を除いて途中出場に留まりました。十分に点を取ってくれるセンターフォワードが出てくると、このチームはもっと強くなると思います。準決勝の相手はチェコ、ドイツと同グループだったオランダ(2-1でポルトガルの勝利)でした。試合開始直後は硬さのあったポルトガルでしたが、デコのコーナーキックからクリスチアーノ・ロナウドがヘディングで先制点を奪うと大分落ち着き、ルート・ファン・ニステルローイや絶好調だったアリエン・ロッベンを見事に押さえ込み、マニシェが技ありのミドルシュートを決めるなど、良い試合をしていました。しかし、ジョルジュ・アンドラーデがオウンゴールを献上すると、ポルトガルは再び落ち着きをなくし、オランダの波状攻撃を食らいました。なんとか逃げ切りましたが、この試合ではメンタル面での課題が残りました。決勝のギリシャ戦(0-1でギリシャが優勝)では緒戦と同様ギリシャの安定した守備に攻撃を押さえ込まれ、フィーゴ、デコ、クリスチアーノ・ロナウドという攻撃の起点が徹底的にマークされ、逆にコーナーキックから点を取られてしまいました。そのあとも決定力不足に泣き、優勝の夢も消えてしまいました。ギリシャが相手だった2試合は「フェリペ・マジック」と呼ばれる監督の采配・選手交代術も上手くいきませんでした。
 初戦、最終戦で孤軍奮闘、その他の試合では全身全霊で獅子奮迅の活躍をしたフィーゴがチームを去り、ポルトガル史上に残るファンタジスタのルイ・コスタ、長年ポルトガルの守備を支え続けたコウトも代表を引退した今、2006年ワールドカップまでに絶対的なセンターフォワードの出現、若手やデコの飛躍、チームのさらなる飛躍に期待しましょう。また、引き続き「フェリペ・マジック」に注目しています。
 fbbでした。次回もよろしくお願いします

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