識者の中では、よく言われていたコトだろう。ジーコの「判断の遅さ」。
比較してしまうと、よく分かる。オーストラリアを決勝トーナメントに導いた知将を。
名将ヒディング監督だ。「酷暑と運動量」…最近のW杯のテーマとなってきている。
以前なら変化を「流れ」として嫌った。ただし90分間ベストな選手はそうはいない。キレある選手は別として、疲れた選手、本来の動き、精細の欠いた選手は、切るべきだった。今回は俊輔。爪を剥がした影響?風邪の具合?とにかくベストには見えなかった。
クロスやロングパスがほぼなかった。FKもナリを潜めていた。彼を責める気などはない。ただ使い続けた?信じていた?指揮官に、そして国民の期待に?少々幻滅した。思わず唸ってしまうが、、それならば伸二を見たかった。コンディション、様々な状況までは分からないが。
少し熱くなってしまったが、こうしてやはり「判断の遅さ」は初めから致命的だったのかもしれない。あと、試合の展開、状況、場面、すべてで「柔軟」ではなかった。ヒディングは、攻勢に3枚替えてきた。後半、疲労見えるビドゥーカに加えて、ケネディを投入。これはポストに当てる役を追加したようなものだった。あまり功を奏さないとみるや、元気なケーヒル、アロイージを入れた。いずれもプレミアで名のあるタレントだった。そして、2人とも結果を出した。
一方のジーコ。問題なければ「そのまま」な指揮官。結果、後手後手を踏むコトに。
守りきる姿勢なのか「もう1点狙うのか」不明なままに見えた。伸二への交代も、意図が明確でなかった。中盤なのかFW扱い(セカンドトップ?)なのか、、曖昧にみえた。
本来なら?調子の悪く見える俊輔との交換だった。そしてフレッシュなFW投入で「攻撃的は最大の…なんとやら」だった。あとは後の祭り、まんまとヒディングの術中にハマった。オーストラリアにとっては「劇的なドラマ」となった。もっともヒディングにとっては「作戦通り」の実行なだけに映った。
ビドゥーカへのポストからの「こぼれ球」狙い、そして状況からの「フレッシュな選手」の投入!と、結構単純な戦略だった。酷暑は計算外?運動量のサムライにとって、結構致命的だった。「世界」もそれに気づいてか、先手を打つようになってくる。
第2戦目以降、サムライたちは考え始める。クロアチア戦は「ペース配分」に見えた。
ただ残念ながら、柳沢!1点モンを落とした…。なぜに「ヤナ」なのか?これは永遠のテーマかもしれない。どうも鹿島を寵愛する指揮官?首をひねる人選だった。1戦目で結果の出ない「彼」をまだ何故に、、下手すれば戦犯扱いだ。とにかくFWは叩かれるもの。ゴール前では「そのミス」が大きく見えるから。
話変わって、最近はミドルシュートやセカンドトップ、まして「中盤」がバンバン!シュートを狙う時代になった。これは油断できない。やはり集中力が必要なようだ。「疲れは集中力へ」選手の交換が、もうひとつのキーポイントとなっていたようだ。
ジーコとヒディング。明と暗というには恰好の比較対象となった。最後はコミュニケーション。やはりリアルタイムに伝わらないのは…辛い。ほぼ?日本語使わない!指揮官。これは以前から思っていたコト。何年も日本に在住なのに…。多分だけど、肝心なトキに「伝わらない」のは大きい。ワンテンポおいた通訳では、ジーコの一瞬一瞬の表現についてこれない。通訳も選手も、そしてジーコ自身も。実は分かってないコトばかりだったりして。
最終戦となったブラジル戦。
前半5本?はスペシャルなパスを供給した小笠原!冷静にキレていました。けれど後半に交替…しかも中田浩二だった。「一瞬」目を疑った。守勢??攻勢に向かうのではないのか??「鹿島回し」と、そう見えて仕方がなかった。ここでも溺愛の鹿島だった?あと、どうも選手を順番に出しているように見えた。選手への経験をとった?「諦め」なのか「呆れ」も感じ始めた。
俊輔…やはり本日もいつものキレはなかった。やはり万全ではなかったのか?正直、伸二が見たかった!燃えていたはずなのに。記者会見の俊輔はコトバに「詰まっていた」。これは何を意味するのだろう?きっと万全ではない「自分」に歯痒かったのだろうか。
ただやはり好材料もあった。玉田の「動き出しと決定力」だった。きっとセレソンも驚いただろう、いや世界も。相手はブラジル「世界のスカウト」も見てたはず!今回は特に特に小笠原満男。「落ち着いた狙いと精度の高いパス」。さぁ世界進出だ、満男!あわよくば、、なんだけどね。
相手のジュニーニョのミドルは、またも無回転!さすがにリヨンの、いや、もはや「世界一のキック」だと言ってもいい。何故なら…「弾けなかったのか?」川口。素直に疑問?よく分からないが「謎めいた決定力」に映った。CLでもよく魅了されたものだ。
ロナウドがMOMらしいが、動きは重かった。最高のキレではなかった。けれど、大会記録(得点)に並んだ!これは素晴らしいコトだろう。こうしてセレソンは世界王者たる由縁を魅せつけた。世界王者に「いい試合を」と思ってたけど、「一矢報いる」のがやっとだった。
やっぱ「ジーコじゃむパン」は甘かった。そんな感じなのでしょうか。
「自由」掲げたジーコジャパン!選手主導?の「放任」には責務まで薄かった。また任せるだけのタレントはまだ少ない。自由はきっと早過ぎたのかもしれない。トルシエの規律とジーコの理想を見つめながら。
また4年後かぁ、、さらなる飛躍のサムライでありたい。
「青い刃」磨きながら…
〆わびとさび