世界3大リーグ国の巻き返しは?
欧州サッカーのDIVINA
世界3大リーグ国の巻き返しは?
コラムニスト : カルチョイズムさん

後1週間後に迫った第18回W杯。今までの優勝国と回数は『ウルグアイ』(2回)『イタリア』(3回)『西ドイツ』(3回)『ブラジル』(5回)『イングランド』(1回)『アルゼンチン』(2回)『フランス』1回と南米勢が9回、欧州勢が8回となっている通り、南米、欧州以外からはW杯王者は生まれていない。今回を見てみると、北中米勢はフィジカルは欧州勢にも負けない強さを誇り、自国開催から勢いに乗ってきた『アメリカ』、豊富な運動量、個人技とパスワークの見事なバランスで優勝候補にも名を連ねるほどに成長してきた『メキシコ』。アフリカ勢では5チーム中4チームが初出場という事で90年の『カメルーン』←(初出場では無かったと思うが)02年の『セネガル』の様な怖い物知らずで強豪国を倒しそうな勢いを感じる。中でも『死のグループ』に入った『コートジボワール』『ガーナ』の存在が不気味でならない。しかし、86年メキシコ大会から『アルゼンチン』『西ドイツ』『ブラジル』『フランス』『ブラジル』と続いている様に単純に順番で言えば欧州勢の番である。今大会は欧州勢も予選では大した波乱も無くかなり面白い面子が揃ったと思うが、チームのバランス、勢いなどを考えると世界3大リーグと呼ばれる国内リーグを保有する『イタリア』『イングランド』『スペイン』に最近W杯の優勝からは遠ざかっているが、チャンスがあると考えている。
まずは過去3回の優勝経験を持つ『イタリア』は今までFWに豊富なタレントを要しながら、イライラさせられた『カテナチオ』という守備重視のシステムからの脱却が1番に挙げられるが詳しくは前に書いたコラムを御覧下さい。
次に過去1回優勝している『イングランド』。エリクソン監督就任以来、各選手がそれぞれのクラブで成長し、やっと優勝を本気で狙えるチームに仕上がったと思う。守備には『ファーディナンド』『テリー』の超強力センターバックコンビ、左には高速サイドバックの『アシュリー コール』、右にはマンU時代から『ベッカム』と絶妙なコンビを見せる『ガリー ネビル』。中盤には世界最高の右足を持つキャプテン『ベッカム』、常に安定しチェルシーでは得点能力も証明した『ランパード』、チームに勢いを付けさせたら右に出るものはいない切れ込み隊長『ジェラード』、代表での『ポール スコールズ』の穴を完全に埋めた『ジョー コール』。FWには『オーウェン』『ルーニー』の新旧ワンダーボーイ、その2人とは全く違うタイプの長身FW『クラウチ』。意外と02年日韓大会の時の怪我明けの『ロナウド』『リバウド』が活躍した様に『オーウェン』が爆発してくれるかもしれない。確かに『ルーニー』の骨折は痛い。ここに来て『ファーガソン』の邪魔が入って『ルーニー』がW杯でプレー出来ないかも知れない。しかし去年のチャンピオンズリーグ決勝のミラン戦の後半で見せた『ジェラード』がトップ下に入ってからチームが勢いに乗った様に彼を前線で使う事には全く問題ない。今の『イングランド代表』には『ベッカム』『ランパード』『ジェラード』の正確に枠を捉えるロングシュートがあったり、サイドからのクロスがあったりと攻撃のバリエーションが豊富であり、なにより『テリー』『ファーディナンド』『アシュリー  コール』『ベッカム』『ジェラード』『ルーニー』の様なサッカーの母国の代表に似つかわしくない問題児達が何かしてくれそうな期待を感じる。
最後に未だ優勝経験の無い無敵艦隊『スペイン』。GKの3人は間違いなく出場32チームの中で1番充実している。『スペイン代表』は『シャビ アロンソ』『ルイス ガルシア』『レジェス』『ファブレガス』の様な国外に出たフィールドプレーヤーの経験と国内組との融合が出来れば悲願の優勝も夢では無いと思う。しかしチャンピオンズリーグ、UEFAカップとスペイン勢が優勝して自惚れから出る油断の様な物が感じられれば危険である。アラゴネス監督も無理に『ラウール』を使う様なシステムを敷いている様な気がしてならない。そこで『スペイン代表』の優勝の条件として初戦の『ウクライナ』に負ける事を挙げたいと思う。04年欧州選手権の『ポルトガル代表』の法則でシステムの変更が必須事項である。他には『チュニジア』『サウジアラビア』なので予選突破は確実だろうが決勝トーナメントに行く前に気がついて欲しいと思う。『フェルナンド トーレス』にもそろそろ爆発して欲しいし『シャビ』『イニエスタ』『アルベルダ』『ホアキン』とMF陣もかなりのメンバーが揃っているので4-5-1でいいのではないかと思う。
やはり安定感では『イタリア代表』が1番だろうが、『イングランド代表』の平均年齢25,2才『スペイン代表』が25,3才と若さと勢いで勝ち上がって行く事も十分考えられるし実力も十分である。3カ国共に史上最強チームで挑む今大会、『イタリア』が国内の不祥事を払拭するか、『イングランド』がサッカーの母国のプライドを懸けて、エリクソン監督の有終の美を飾れるか、『スペイン』がチャンピオンズリーグ、UEFAカップに次いで悲願のW杯トロフィーを手にするか!?世界3大リーグ国の巻き返しに期待しつつ、今回はこの辺で。

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