松井大輔がW杯に行けない。筆者から言えばジーコ監督に対する不満が一気に爆発した。前回の松井に対するコラムを書き、かなりの高評価をいただいた。しかし、現実は違って23人に選ばれなかった。
最初に今回のコラムはかなり感情的になっているので、気分を害する方もいらっしゃると思うが、今回だけは勘弁していただきたい。
まずジーコ監督について、今までは鹿島びいきだの、若手の起用が少ないだのの批判は聞こえてきたが、そこは目をつぶる範囲だと考えてきた。以前監督をしていた鹿島の選手を多く起用するのは、人情的な人間のジーコなら仕方がないと言えるし、若手の起用に関しては続投する意思は就任当初からないジーコにしたら他人事なのだろう。
ここまでは、就任当初からある程度はわかっていただろう。しかし、選考基準について語り始めると、過去の実績重視という言葉が頻繁に聞こえる。これがひどい。重視ではない。実績しか見ていない。久保の不調から巻を選んだだけだ。鈴木を選ばなかったことを喜ぶべきだ。
そして松井だ。ジーコは松井を選ばなかった理由について「似たタイプがほかにもいる」らしい・・ 誰のことだろう、評論家いわく、玉田がドリブラーとして松井と似たタイプらしい。
この言葉を聞いて、腹が立つ人は何人いるだろうか?フランスリーグのアシスト王、フランス絶賛のファンタジーを見捨てて今年JリーグでPKの1ゴールだけのドリブラー系FWを選び、それを妥当だというメディア。他の国から日本がなめられる理由がはっきりとわかる。フランス、イングランドでさえ初選出の旬な選手がいて、実績のある選手がぎりぎりで外された。
残念というより、失望だ。大げさでもなく、これで日本のサッカーの発展は4年は遅れる。カズ以来の魅惑的なドリブラーが日本の少年に知られるのが4年は遅れる。お国柄としてドリブラーが出てこない日本の風潮もはっきりしたものとなる。
松井を見捨て、玉田・小笠原・遠藤を選んだジーコと日本メディアと、一般的なファン。
4年後、同じことを繰り返さない為に松井の更なる発展と共に、松井を認める監督がジーコの後任になることを切に願う。