かなり間が空いてしまいましたが、今回は『オフェンス』について早速うんちくらせてもらいます。『オフェンス』とは単純に相手ゴールにボールを入れる事であるが、基本的に私の経験上ボールをもらってからすべき事が重要だと思っている人がとても多い様に思うが、答えは『NO』である。人がゴールに向かうのではなく、ボールをゴールに向かわせる事が重要なのだ。確かに1対1の局面ではドリブルを仕掛ける事も、もちろん重要になってくるが、ドリブルも『オフェンス』時の選択肢の1つに過ぎないのである。
まず、ボールを持っている選手は簡単に『パス』『ドリブル』『シュート』の選択肢が与えられる。それをサポートする周りの選手が『パス』という選択肢を数多く増やしてあげる事がサッカーの『オフェンス』時に最も必要な事なのである。
ボールをもっていない選手の動き(サポート)がないとまず『パス』という選択肢が消え、『ドリブル』『シュート』しか選べなくなってしまう。その2つに絞ってしまえばそうそう抜かれるディフェンスはいないだろう。今のインテルというチームをとってみると(ちなみに私はインテリスタです)フォワードにはアドリアーノという絶対的なストライカーがいるが彼の得点数が低いのは、ボールをもらってからドリブルを仕掛ける事しか頭にないという事である。同じブラジル人のロナウドの様に『パス』が出る前にディフェンスの裏に走り出す動きや、スペースをねらうというボールを持っていない時の動きが全くといっていいほどないし、彼がゴール前で『ドリブル』を仕掛けてきても彼の左サイドだけをケアしておけば簡単に封じ込める事ができる。彼の得点シーンといえばロングシュートかフリーキックがほとんどなのもその理由である。この様にボールを持っている選手の選択肢を減らせば減らすほど簡単にプレーしにくくなり良いディフェンスをしたといえる。なので、前にも言ったがボールをもっていない選手が動く事によってパスコースを増やしてディフェンスに的を絞りにくくし、ボールを持っている選手をサポートしてあげる事が最も重要でありチームとしての強さにも表れてくるのである。CL第1戦の対ミラン戦で初めてバルセロナの試合をテレビで見た時、ボールを持っている選手に対して必ず三角形を作っているのを見て今のバルセロナというチームの強さがはっきりと分かった今日この頃です。あの周りのサポートがあるからこそロナウジーニョの個人技が生きてくる訳で彼1人ではここまで騒がれる選手にはなっていないだろう。
しかし、今まで書いた様に『オフェンス』時にそれだけの人数を懸けるという事は後ろの『ディフェンス』がしっかりしていないと無理な事である。ノーガードの責め合いは見ている側には面白いかもしれないが決してレベルが高いサッカーとは言えない。やはり『ディフェンス』の固いチームが強いのである。
そして『オフェンス』時に『パス』『ドリブル』という選択肢を使ってボールを縦に動かし『シュート』というフィニッシュでゴールに入れるかがサッカーの面白い所であり難しい所ではないだろうか。
ボールをコネクリ回してドリブルを見せるのがすごいと思っている人も、それがサッカーの『オフェンス』時における選択肢の1つに過ぎないという事を分かって欲しいと思う。サッカーというスポーツはすごく頭を使い想像力を働かせ、その思い通りのプレーをする為にボールテクニックを磨き、ゴールを目指し守るという複雑でいて単純な最高の遊びなのである。
いつも内容的に固いかな?と思いつつまたの機会に!