今シーズンは各リーグ昨シーズン低迷していたり、強豪にもかかわらず順位があまり上がらなかったチームが大躍進を起こしている。それに反して今シーズン調子を落とし順位の伸びないチームもある。
まずイタリア、セリエAを検証したいと思う。
大躍進を起こしているチームの例は昨シーズン8位と低迷したローマ、同シーズン降格争いにいたフィオレンティーナの2チームである。この2チームは対照的である。
移籍の面で言うと、ローマの場合、オフシーズンで獲得したのは、シエナからタッディ、モナコからノンダ、バイエルンからクフォーなどあまり有名な選手とは言えない選手ばかりである。冬のマーケットでは一人も獲得しなかった。逆にカッサーノなどを放出してしまった。
それに反してフィオレンティーナの場合、積極的に選手を獲得していった。パレルモから昨シーズン得点ランキング4位の20ゴールをあげたトー二、スペインで成果を上げられなかったフィオーレ、さらにミランであまり出場機会に恵まれなかったブロッキをレンタルでパンカロを完全移籍で獲得した。
シーズンが開始してローマは序盤はリーグ中位だったが、昨年12月にキエーボに勝利してから2月19日にも勝利し、リーグ戦10連勝というタイ記録を打ちたてフィオレンティーナを抜き4位へと順位を上げ好調を維持している。しかし19日の試合で司令塔でチーム得点王のトッティが負傷してしまった。この司令塔の不在時にも連勝を伸ばし、勝ち点を得ることができるなら1シーズンぶりのCLの出場条件4位以上、さらに優勝も狙えるだろう。
フィオレンティーナは、序盤からトーニのゴール量産によりリーグ上位にいる。フィオレンティーナは2連敗を喫してしまい、ローマに抜かれついに5位に落ちてしまった。しかしトー二がこのまま点を取り続けるならば、リーグ上位は狙えるが、トニが怪我などで離脱してしまったときが心配である。フィオレンティーナの総得点は42点、そのうちトーニの得点は22点。なんとチームの半分以上の得点はトニがとっていることになる。このことから『トー二の離脱=フィオレンティーナの低迷』ということになってしまう。だが今シーズンはトーニが点を取り続け、このまま優勝争いに絡むだろうと思う。しかし今後も優勝争いに絡むには、トーニ以外のFW獲得や若いストライカーら(私的にはボジノフ)成長が必要であると思う。
そして今シーズン調子を落としているチームはウディネーゼである。昨シーズンは4位となりCLにも出場したがオフシーズンで主力だったヤンクロフスキーをミラン、ダビド・ピサロをインテル、クレルドルップ(現フィオレンティーナ)をエバートンへと放出したことで今シーズンの成績になっているのだと思う。今のウディネーゼの頼みの綱はで孤軍奮闘するイアキンタである。今シーズン契約拒否により同選手がベンチ外だった試合は敗北を喫している。イアキンタは他チームから移籍の誘いが来ている。ウディネーゼとしては彼を移籍すればそれこそチームの終わりになりかねない。だからこそウディネーゼはなんとしても彼を引きとめつつ、さらに有力選手を獲得すればウディネーゼはまたCLの舞台に立てるだろう。
最後に今シーズンのセリエAはユベントスの独走状態だが、ここのところ引き分けが増え多少調子が落ち気味のようにも思える。だから今日紹介したローマ、フィオレンティーナ、さらにミラン、インテルを加え5チームで優勝を争ってもらうと見てるほうもおもしろいので、今後も注目してみたいと思う。