レアルマドリードの低迷と改善
今シーズン、レアルマドリードは危機に向かえている。DFにスペイン代表のセルヒオ・ラモス、ピボーテにパブロ・ガルシアを補強し、さらに怪我からウットゲートが復帰したことによって、私は今シーズン、バルセロナとともに優勝争いを展開すると私自身は予想していた。しかし、ふたを開けてみるとどうだ。得点はベッカムとロナウドに頼り、守備は組織の「そ」の字も無く、GKのカシージャス頼る。昨シーズンと何が変わったのだろうか?
案の定、ロナウドの怪我を境にチームは順位を下げてしまった。クラシコには怪我人が全員戻ってきたが時すでに遅く、チームは崩壊した。では、どうすればレアルマドリードは復活するのであろうか。ここに私の考えを書いてみた。
まず、現時点で在籍する選手でスターティングメンバーを決めてみた。GKは文句なしでスペイン代表の守護神でもあるカシージャスに決まりである。次にDFだ。まず今現在在籍する主なDFを挙げてみる。サルガド、エルゲラ、セルヒオ・ラモス(以上スペイン代表)、ロベルト・カルロス、シシーニョ(以上ブラジル代表)、ウッドゲート(イングランド)、パボン(スペイン)の7人だ。ここから考えると、右から、サルガド、セルヒオ・ラモス、エルゲラ、ロベルト・カルロスが妥当であろう。MFはダブルピボーテか、ダイヤモンド型のワンピボーテで迷うところであるが、タレントから考えると後者のほうがベターであると私を思う。そのピボーテには現在セルヒオ・ラモスかパブロ・ガルシアが起用されているが、私は昨シーズン多く出場していた、デンマーク人のグラベセンをおきたい。彼はDF能力では先の2人に少し劣るが、パスの正確性では2人を圧倒する。実際に彼のパス成功率は非常に高く、それによってカウンターを受ける回数も減る。右のMFには運動量が豊富なベッカムで問題はない。ベッカムのセットプレーはチームにとって、欠かすことのできないものである。次に左のMFだ。ここも今まで通りにジダンにプレーしてもらうのが私はよいと思う。そして、トップ下。ここには私一押しのグティをおきたい。彼はゴールも狙えるし、なにより1つのパスでゴールを演出する能力を持っているからだ。先日のオサスナ戦でのディフェンダーの背後に出したジダンへのパスを見れば彼の能力を疑う者はいないであろう。
最後のFWの二人だ。ここはロナウドと今は怪我をしているがラウールしかいないだろう。
さてメンバーが決まった次は、そう、戦い方。つまり戦術だ。
まずは守備から。現在のレアルマドリードに守備の決まりなど見ている限りではひとつも無い。私がまず考えたのはディフェンスラインを高く保ち、前線からプレスをかけ、高い位置でボールを奪取し攻撃に移るということだ。言葉で言うのは簡単だが、これを実行するのはそうとう難しい。しかし、これだけの選手がいるチームなのだからできないはずはない。今シーズンのレアルマドリードはラインが低く、プレスも弱いので、ボールを奪取する位置がとても低いため、すぐに攻撃に移れていないのだ。守備に関してはこれを行えば、ある程度失点を防ぐことができるだろう。
次に攻撃だ。キーマンは2人いる。両サイドMFのベッカムとジダンだ。まずベッカムは、守備のラインがいつもより高くなるので、それに合わせて彼自身も高いポジションをとり、できるだけ多くクロスを上げる。試合中にベッカムのピンポイントクロスが今までの2倍、3倍飛んできたらディフェンスはたじたじだろう。
続いてジダンだ。彼にはベッカムより少し低めのポジションをとってもらいたい。その理由は、彼のキープ力とドリブル突破にある。もし数的不利であればボールをキープしてオーバーラップするロベルト・カルロスにパスを出したり、簡単に他のMFの選手にボールをはたいたりしてもらう。数的に同数であれば果敢にチャレンジをして突破をはかる。
余談ではないが、先日リーグ戦で名前は忘れてしまったが、右のMFで出場した黒人の選手は非常にモチベーションが高く見ていて気持ちよかった。もしかしたら今のレアルマドリードに必要なのはあのモチベーションなのかもしれない…。