アテネ経由ドイツ行き
欧州サッカーのDIVINA
アテネ経由ドイツ行き
コラムニスト : 山本監督さん

 現在日本代表の顔ぶれを見ると実に海外でプレーしている選手が多い。MF・FWはほとんどが良く言う「海外組」だ。
 その中で試合に頻繁に出場しているのは?中田・中村(最近では平山・稲本もかなり頑張っている)ぐらいだろう・・
 代表では2トップを組む高原・柳沢はベンチ要員扱いだ。期待された大久保も今シーズン未だに無得点と大黒のフランス2部への移籍以外に日本代表のFWに明るい材料はない・・(個人的にはオランダで活躍中の平山にかなりの期待を寄せているが、ジーコが呼ぶかは不明)
 
 ここでこのコラムを読んで頂いてる皆様に思い出してもらいたい。フランス2部への移籍・・・ 去年も誰か移籍しませんでしたか?松井大輔ですよ!

 現在では中村と並ぶ活躍を見せている松井に私はかなり期待している。残念ながら日本ではフランスほど認められている訳ではない。フランス1部リーグの上半期平均評価点ランク・アシスト数でなんとトップというのは一体どれだけの日本人が知っているだろうか?当時2部の中位チームのル・マンへ移籍し半年で1部昇格、そして現在の輝き。大袈裟かもしれないが、私は声を大にして言いたい。 
 松井の縦へのドリブル突破、そこから繰り出される左右両足で蹴れるセンタリングの精度(松井のアシストの殆んどはこの形)さらに前線からのプレス、中央、左右のサイドでプレー出来る。一番の魅力は日本人の誰とも違う世界に誇れるファンタジーである。中村もリーグ戦などでは見せてくれるが、松井は代表でも見せてくれる。(U-23ではあったが)

 各国の新聞がW杯での日本の一次リーグ敗退を予想しているのに対し、フランスは突破を予想。さらに松井の特集をするなど、フランスでの評価は高い。フランスリーグはレベルが低いのではと思われている人がいるのかもしれないが、決してそうではない。リヨンなどは今ではチャンピオンズ・リーグの常連ともなり、ロナウジーニョ・ドログバ・エッシェンなど若手の宝庫とも呼ばれる。このリーグでの活躍は十分評価に値すると思う。

 しかしフランスでの地位ほど日本での地位は築けていない。FWに必要な決定力にはやや難がある為、今の日本のフォーメーションでは中盤しかない。しかし中盤にはジーコの信頼がかなりある中田・中村が居て、さらに小野・稲本・福西がいる。A代表での実績は皆無の松井に対し、ジーコが実績のある選手を外し、松井を起用するかどうかは、全くわからない。ジーコのインタビューではジョーカーのように使いたいらしい。
 
 ドイツW杯で世界を驚かせるにはコンフェデの戦いだけでは足りない、松井のファンタジーが必要だと考えている。ファンの皆様にもそれを望んで欲しい。日本の目指すサッカーがかつてのイタリアのようなサッカーであるならば松井は恐らく必要とされないだろうが、ブラジルやバルサとまでは行かずとも、ファンタジーのあるサッカーを求めるなら松井は必ず必要だと考える。

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