スペイン代表は何故勝てない?
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スペイン代表は何故勝てない?
コラムニスト : ふっくんさん

スペイン代表がW杯、EUROなどの大きな大会で毎回優
勝候補の対象国に挙げられるが、いつも期待を裏切ってし
まうのは承知のことだろう。

スペイン代表は世界屈指のタレントが、どのポジションに
も数多く揃っている世界有数のナショナルチームである。
しかし、日韓W杯では韓国に疑惑の敗戦、EURO2004で
はグループリーグ敗退、ドイツW杯グループ予選でも内容
は決して悪くないが結果がなかなか勝ちに結びつかない。
そしてこれらの原因としてメディアは「FWの得点力不足」
であると発言した。確かにスペイン代表はドイツW杯のグ
ループ予選で他のグループのチームから比べると得点が少な
い。しかしスペイン代表のFWのF・トーレス、ラウール、
モリエンテス、タムード、ビジャが不調な訳ではない。むし
ろクラブでは欠点は見当たらないし好調を維持している。
つまり「FWの得点力不足」が以外に原因であるのではないか
と考えられる。

では本当の原因は一体何だろうか?

スペイン代表のプレースタイルは、中盤でボールを繋いでスペース
を探し、中央、サイドからバランスの良い攻撃をすることだ。
さらに、毎試合のボール支配率が高いことも特徴の1つである。
しかし原因はここにあった。最近スペイン代表の試合を良く観るが
どの相手チームも守備的なサッカーをしているように見える。
だが、W杯予選では勝点を得ることが絶対的な目標であるから
相手が守備的な陣形で試合に臨むことは考えにくい。

では一体なぜ守備的に見えるのか?

その原因はスペインの中盤のパスワークにあると考える。
中盤でパスをすることは悪いことではない。しかし、今のスペイン
代表は中盤でパスを回しすぎる傾向がある。
ではパスを回しすぎるとどうなるのか?
相手の攻撃を阻止し攻撃に移行しても中盤でのパス回しに時間をかける
ことより相手チームに守備への切り替えの時間を与えてしまっている。
つまり相手に自陣に戻る時間、守備しやすい環境を与えてしまっている。
だから自慢の攻撃も封じられてしまい得点のパターンがなくなること
によって得点チャンスが減り、90分間の大半がパス回しで過ぎてしまう。
これが「なかなか勝てない原因」「得点力不足の原因」だと考えられる。

W杯グループ予選のアウェーでのベルギー戦でF・トーレスが2点を挙げ
快勝したが、2点とも中盤でパスを回しすぎず、相手の守備の陣形が整う
前に攻撃できたからこそ生まれたゴールであろう。

スペインから中盤でパスをまわし過ぎる傾向がなくなれば、無敵艦隊の
本来の姿をみることができるのではないか。

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