ヨーロッパサッカーは主に5大リーグ、特にスペイン、イタリア、イングランドの3大リーグに注目が集まっているがそのほかにも侮れないクラブは欧州に多数ある。それらのクラブに注目して考えてみたい。
まず大金持ちのオーナーが選手を買い集めているクラブに注目してみたい。ギリシャのオリンピアコス、トルコのフェネルバフチェ、ウクライナのシャフタール・ドネツク、ロシアのCSKAモスクワ、ディナモモスクワなどが当てはまる。これらのクラブに共通していえることは主力選手を外国人選手に頼っていることである。それも3大リーグのメガクラブがほしがるような選手をそえているのだ。オリンピアコスはリバウド、フェネルバフチェはアレックス、シャフタールにはエラーノ、CSKAモスクワにはバグネル・ラブ、ディナモモスクワにはマニシェ&コスチィーニャといった選手が中核を担っている。脇を固める選手も代表クラスをそえているので5大リーグの中堅クラブをも凌ぐ戦力を保有しているといえる。どのクラブもチャンピオンズリーグ優勝は不可能でもUEFAカップなら優勝できるクラブであるといえるだろう。現に昨シーズンのUEFAカップチャンピオンはCSKAモスクワであることからも強さが分かるはずだ。
次に自国の有望株を次々と輩出しているクラブを見ていきたい。これに当てはまるのはチェコのスパルタ・プラハとスラビア・プラハ、セルビア・モンテネグロのレッドスターやパルチザン、ウクライナのディナモ・キエフなどが当てはまる。これらのクラブは常に優秀な選手をビッグクラブに輩出してきた。ネドベとト、ケズマン、シェフチェンコなど現在もこれらのチームが生み出した選手がビッグクラブで活躍している。ただこれらのクラブはディナモ・キエフを除き資金力がなく、主力選手を各国クラブに放出して経営を成り立たせているため戦力維持が大変である。主要リーグの中小クラブと似たような境遇であるといえる。ただ下部組織の土壌が優れているため次々と有望株が育っているのがすばらしいといえる。
これらとともにオランダリーグ、ベルギーリーグ、スイスリーグ、オーストリアリーグ、ポルトガルリーグ、スコットランドリーグなどは中堅選手がそろっており主要リーグへのステップアップに一役買っている。特にベルギーリーグは外国人枠がなくアフリカ系の選手や東欧出身の選手が多く在籍している。アフリカ系の選手はフランスリーグから3大リーグへ行くイメージがあるがその前にベルギーリーグからフランスリーグへステップアップする選手が多いのだ。現在ドルトムントで活躍するヤン・コレルもベルギーで得点王を取った実績を引っさげて移籍している。
日本で見る機会があまりない国々のリーグだがチャンピオンズリーグやUEFAカップを通してこれらのクラブの活躍にも注目していきたい。