04-05シーズンのミラン。私はタイトルを獲れなかったこのシーズンを主にこれからのミランを展望したいきたい
まず今のミランはアンチェロッティのミランである。彼がやったことは皆さんも知ってることなのでいうまでもない。彼について私が話すのは彼の今の限界である。彼は応急処置が苦手なのである。前から見られたことだが、研究されつくされた今シーズンは目立っていた。過密日程の中、コンディションの状態は選手のパフォーマンスを大きく変動させる。それは彼もわかっていることだが、実行がなかなかできない。そのことが最悪な形で表れたのが、CL決勝であり、ユーベ戦なのだった。
まずユーベ戦。この日はピルロの出来が良くなかった。前半で代えてもいいんじゃなかったか。流れをかえようとしていれたのが、インザーギ。2回も決定機をはずした。当たり前じゃないか、衰え、コンディションの悪さ、考えようよ。実質流れをかえたのは、最後にでてきたルイコスタだった。あのとき1番コンディションが良かったのは彼だ。次に決勝。まずあの3失点の前兆が、後半開始直後のカフーのプレーだ。カカがゴール手前5メートルでどフリーだったのに自分で打ったあの時、彼は全体的に余裕ムードが漂ってるのに危機感を感じなかったのか。なぜ2失点後に守備をさぼっていたセードルフを代えなかったのか。点をとりにいこうとして、なぜクレスポに代えてトマソンなのか・・・アンチェロッティは今のミランの形を築いてくれた偉大な監督だが、試合中にゲームを掌握できる監督になってくれないと。来シーズンこれが続けばベルルスコーニが我慢できなくなるぞ!
次に若手選手の問題。今年はさんざん言われたね。UEFAのルール改正により、CLにでるミランにとって問題解決は急務である。おそらくプリマの選手を登録させるだけでその場をしのぐであろうが・・・問題の原因のひとつは、セリエA初体験の選手に対しての受け入れが良くないことだ。出場機会が少なすぎる。コロッチーニは本来のポジションで使われなかったり、組むのがコスタクルタだったり、すぐにボツを押された。若くはないが、ドラソーも必要な選手であるはずなのに、不可解だ。対して2シーズン結果を残せていないインザーギの復活を待っていることとコスタクルタの出場の多さは疑問だ。ピッポファンには申し訳ないが、彼は決定力があるわけではない。無理ができるというだけだ。ビリーも限界がきてる。パレルモ戦はマルゾラッティのほうがぜんぜん良かった。改善策は、絶対的な選手以外、もう少し客観的に選手起用をすることだろう。さてマルゾラッティがでてきたが、やはりミランのバンディエラはDFであってほしい。キャプテンシーが大切なのだ。彼がそこまで成長するか未知だが。現実的に若手(プリマ)のイタリア人選手のトップ起用はDF&DHの選手に限られるだろう。そう考えると、スカウティングを全世界に広げ、選手にとって魅力的な育成システムをつくること(南米の選手など、サッカー選手になる以外将来の収入が厳しいであろう選手にとって、プロになれなっかたときのための勉強をし、収入が安定な職業につけることも魅力である)が攻撃陣の移籍頼みの解決に向かう方法だろう。結果が要求されるミランにとって金と時間と辛抱が必要なことだが、思い切って踏み切ってほしいものだ。